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◆奥の細道見聞録◆


奥の細道写真集


奥の細道見聞録


松尾芭蕉ゆかりの奥の細道を、

デジタルカメラを片手に尋ね歩きました。

撮り貯めた
デジカメ写真を「奥の細道見聞録」として整理してみました。

まだまだ足りないところや、

コメントの間違いも、数多く見受けられるかも知れませんが、

順次改訂してまいりますので

当座のところはお目こぼしをを賜りたいと存じます。

なお写真編集に当たっては、

井本農一著「奥の細道新解」を参考にさせて頂きました。


旅立ち
― 月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。… ―

元禄2年2月、陸奥への旅を思い立ち、それまで住んでいた「芭蕉庵」を他人に譲って、
門人であり、後援者でもある 杉風〔杉山元雅〕の所有する別邸「菜茶庵」に移り住んだ。
深川-菜茶庵跡 深川-芭蕉記念館〔句碑〕
― 弥生も末の七日 明ぼのゝ空 朧々として…千じゆと云所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ… ―

〔3月27日〕
春の隅田川を見送りの人々と共に船で千住へ…深川から見送りに来てくれた友人達とはここでお別れ。
まだ見ぬ陸奥への想い、期待と不安が交錯し、また惜別の情も押さえがたい。
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〔隅田川〕 矢立初めの地〔千住大橋〕
― ことし元禄二とせにや、奥羽長途の行脚只かりそめに思ひたちて、…
…定なき頼の末をかけ、其日 漸く草加と云宿にたどり着にけり。 ―
小山市間々田市街写真
〔3月28日〕間々田宿・泊り 〔3月27日〕粕壁〔春日部〕宿・泊り 〔3月27日〕草加宿・通過
― 室の八嶋に詣ず。同行曾良が曰、…縁記(起)の旨、世に傳ふ事も侍し。 ―
〔室の八嶋〕 〔3月29日〕室の八嶋〔大神〕神社に参詣
日光 参詣
― 卅日、日光山の麓に泊る。 …氣禀の清質 尤尊ぶべし。 ―
― 卯月朔日、御山に詣拝す。往昔此御山を二荒山と書しを …憚多くて、筆をさし置ぬ。 ―
〔3月29日〕鹿沼宿泊り
光太寺-笠塚
〔4月1日〕日光・上鉢石泊り 〔日光・東照宮・陽名門〕
― 黒髪山は霞かゝりて雪いまだ白し。 ―
〔二荒山神社〕 〔男体山と中禅寺湖〕
― 廿餘丁、山を登って瀧有。岩洞の頂より飛流して…うらみの瀧と申傳え侍る也。―
〔日光・神橋〕 〔日光・うらみの滝〕
那須野が原
― 那須の黒ばねと云所に知人あれば、是より野越にかゝりて、直道をゆかんとす。…
…雨降、日暮る。農夫の家に一夜をかりて、明れば又野中を行。―

黒羽に向かう途中、草刈り農夫の馬を賃借するに、むすめの名は“かさね”という
〔4月2日〕
玉生の農家に一泊
〔旧尾形医院跡地〕
〔黒羽の館代 淨坊寺 國書 邸〕 句碑のある〔常念寺〕・余背

 黒羽の館代淨坊寺何がしの方に音信る。思ひがけぬあるじの悦び、…

                                …修験光明寺と云有。そこにまねかれて、行者堂を拝す。―
〔黒羽館代の弟 鹿の子畑 桃翠邸跡地〕 〔修験.光明寺〕跡
 ― 其弟桃翠など云が、朝夕とぶらひ、…犬追物の跡を一見して、
    玉藻の前の古墳をとふ。それより八幡宮に詣ず。―

                             ― 當國雲岸(厳)寺のおくに佛頂和尚山居跡あり。―
〔上〕玉藻神社・〔下〕那須八幡神社 〔雲厳寺〕
―是より殺生石に行。館代より馬にて送らる此口付のおのこ、短冊得させよと乞。―
〔4月16.17日〕高久角左右衛門宅泊まり 〔那須.殺生石〕
高久角左右衛門宅にて 殺生石にて 那須温泉にて 〔4月18.19日〕那須湯本に逗留
― 又、清水ながるゝの柳は、蘆野の里にありて、…今日此柳のかげにこそ立より侍つれ。―
〔4月20日〕白河の關に向かう途中、那須 蘆野の里の“遊行柳”に立ち寄る。
那須 蘆野の里の“遊行柳”
奥州・岩代の國
 ― 心許なき日かず重るまゝに、白川(河)の關にかゝりて、旅心定りぬ。…
                 …中にも此關は三關の一にして… ―
〔卯 の花〕
〔4月20日〕旗宿へ泊まり 東國三關の一〔白河の關跡〕
                        ― とかくして越行まゝに、あぶくま川を渡る。左に会津根高く、…
     …かげ沼と云所を行に今日は空曇て物影うつらず。―
〔鏡(かげ)沼跡地〕 〔矢吹宿近くの阿武隈川の渡し〕
― すか川の驛に等窮といふものを尋て、四五日とゞめらる。―
〔等窮公園〕 相楽 等窮宅跡〔現在NTT社屋〕
―此宿の傍に大きなる栗の木陰をたのみて、世をいとふ僧有。―
石川の瀧〔乙字ガ瀧〕 〔可伸宅跡地〕
― 等窮が宅を出て、五里斗、檜皮の宿を離れて、あさか山有。…

…沼を尋、人にとひ、かつみかつみと尋ありきて、…―
〔花かつみ〕 浅香山〔安積山〕 〔4月29日〕郡山宿泊り
― 二本松より右にきれて、黒塚の岩屋一見し、福島に宿る。―
〔5月1日〕福島宿泊り
〔駅西口の芭蕉象〕
黒塚の岩屋に立ち寄る 郡山―二本松〔旧街道〕
― あくれば、しのぶもぢ摺の石を尋て、忍ぶのさとに行。―
〔上〕 もちずり石

〔右〕もちずり観音堂
と芭蕉象
― 月の輪のわたしを越て、瀬の上と云宿に出づ。 ―
飯坂・大鳥城跡 瀬の上宿〔福島市〕 月の輪の渡し〔月の輪大橋〕
―佐藤庄司が舊跡は、左の山際一里半斗に有。…

…寺に入て茶を乞へば、爰に義経の太刀、辨慶が笈をとゞめて什物とす。
〔義経に仕えた継信.忠信〕の-墓所 佐藤家の菩提寺−医王寺
― 其夜飯塚(坂)にとまる。温泉あれば湯に入て宿をかるに、ど坐(座)に筵を敷て、…
…夜の余波、心すゝまず。馬かりて桑折の驛に出る。―
桑折の宿-〔桑折町中心街〕 〔飯坂温泉街-駅前芭蕉象〕
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